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この原作を映像化すると面白いかもしれないのでお偉いさんに売り込みたいのである!

この子のななつのお祝いに…
読み終えまして!

昔話とかグリム童話とかってなかなかグロい話なんだな…としみじみ。

内容は小説を読んで頂くとして。

今回も八神くんとこよみちゃんの二人を脳内で映像化しながらお付き合い頂きたい(笑)

物語もクライマックスに入ります。

孤立した村は古くからの言い伝えをどうにかこうにか守ろうとするなんともかんとも古くさい村。

村の子供を生け贄にして神さまに捧げる的なまつりをしようとするのですが…

なんとこよみちゃんが生け贄候補にされそうになってしまいます。

危険を察した八神くんはこよみちゃんを守るため孤軍奮闘します。


*****
一方的に仲居がこよみの腕をつかんで勝手口へ引き込もうとしている。

『灘!』
『こっちだ来い!』
森司は腕を大きく降った。
『説明は後でいいか?』
『はい』
『ごめん!落ち着いたらぜんぶ話すから』
『いいんです』
彼について走りながらこよみも叫びかえした。
『信じてます、先輩』
Y字路にさしかかった。
森司はこよみの手をつかんだまま左へ駆けた。
*****

脳内映像できました?
手をつかんだまま…(照)
手をつかんだまま…(照)

*****
雑木林に突き当たった。

膝より高く雪が積もっている。
『灘ここ通るぞ』
雪に埋もれるようにして二人は足をとられながらじりじりと前のめりに進んだ。

『洞窟だ』
『入ろう』
『大丈夫だ!灘』
『入り口よりは………』

体ごと下へずるりと落ちる。
*****

ロケが大変そうである(笑)
雪だったり洞窟だったり(笑)
手をつないだり(照)
ずっこけたり(笑)

*****
『先輩、先輩』
『大丈夫ですか?先輩、見えますか?』
『あ…うん、見えるよ』

なぜかこよみはこちらを覗きこみピースサインを出していた。
森司の頬がへらっとゆるむ。
『うん、かわいい。……いま撮るよ、こよみちゃん』
途端にこよみが体を引いた。体をねじるように後ろを向く。
『先輩、あの違います』
『へっ?』
『転んで頭を打ったようなので…指が何本に見えるかと……』
はっと森司の意識が覚醒した。
『ご、ごめん』
なんだおれは。いまなにを言った。
こよみちゃんとデートをしている夢を見ていたような気がする。

『……おれ、どのくらい気絶してた?』
『1、2分くらいです』
『そっか』
こよみが妙に赤い顔をして
『先輩、旅行中だからですか?』
『え、なに?』
『旅の解放感で、サービス過多なんですか?』

なんのことやらさっぱりわからない。
しかしこよみはこっちを向いてくれないので、これはきっと自分が悪いのだろう。
とりあえずもう一度『ごめん』と言っておいた。
*****

いい画がとれそうだ。
私が大好きなニマニマできる映像がとれるに違いない。

洞窟を更に奥へと進む二人。
森司の携帯で足もとを照らしながら歩く。

*****
『灘。よかったらはぐれないようにつかまって』
勇気を出して手を差し出した。
しかしこよみがつかんできたのは、彼の手でなくコートの裾だった。
『失礼します』
『う、うん』
なぜだろう?
これはこれでなんとなく気恥ずかしい。
*****

う~(照)
可愛い!
とっても可愛い!
今時いるか?な二人が可愛い!

このまま進むかどうか悩む二人。
ほんの数秒悩み『行こう』森司は言った。

*****
『ここで引き返しても捕まるだけだ。行こう、灘。もしきみになにかあったら、おれが一生かけて責任とるから』
『一生、責任…』
こよみの頬が赤らんだように見えた。

『灘、ついてきてるか?』
『はい』
コートの裾をつかんでいる気配があった。
『おれ、ペース速くないか?もっとゆっくり行こうか?』
『へいきです』
*****

へへっ(#^.^#)
八神くん優しい。
カッコよす。

更に奥に進む二人。

*****
やがて幅30センチあるかないかの道にさしかかった。
森司はこよみに目で合図して岩壁に背をつけ蟹のように横歩きでじりじりと進み始めた。
片手でこよみを手招く。
こよみが体を寄せてきた。その肩を抱き足もとを靴底で探りながらなんとか通り抜けた。
*****

ここの映像いいよね!
幅30センチいいよね!
二人で蟹歩き…いいよね!

その後も物語は続き…。
森司は一人洞窟を引き返して御神体と呼ばれる石を谷底へ投げ捨てるというヘタレにはなかなかきついお役目を任されるのですが…。

この石がやっかいで怒り、悲しみ、困惑。
負の感情が心にしみこんで浸食してくるのだそうだ。
難しい演技になるであろう。
石を抱えての洞窟での一人芝居である。
虫がいるかもしれない中でのロケかもしれない。
是非ともチャレンジしてもらいたいっ!

*****
目の前に黒い影があった。
逆光でよく見えない…牛に似ている?
殺される、と思った。
その時背後の茂みからなにかが飛び出してきた。
森司と黒い影の間に割って入る。
立ちはだかる。
人だった。

ーーーこよみちゃん。

こよみは森司をかばうように両手を広げて黒い影を睨み付けていた。

広げた両腕が小刻みに震えていた。

その瞬間、彼は彼女への何度目かの恋に落ちていた。
両手を伸ばし背後からこよみを抱き抱えた。
彼女をきつく腕の中におさめる。
*****

脳内再生はバッチリだ!
完璧だ!
後はお偉いさんがお金を出してくれるかだ!
私が金持ちならよかったのだが…。
残念だ…。
せめてここで声をだしておこう。
どうでしょう?
いい映像がとれると思いますぜ!