上野よ上野。上野は賑わっていたわパンダで。そんな中私はストゥーパを観に来たのです。

上野です。
それいゆ観劇の時に待ち合わせにしたらわけのわからんパンダのところに誘導された上野です。

そんなトラウマを抱えた我等。
パンダの前での待ち合わせはしません。
同じ失敗はしなければいいのです。
だから改札口で待ち合わせ。

無事合流。
時間ないから昼ごはんにしましょ♪となり店を探すために改札口から移動。

ここまで順調。
今回の会場は東京文化会館
改札口のまん前に楽屋入り口が(笑)
面白い(笑)
お昼を食べようとしたところで別のゆまともさんから連絡が入る。
『今優馬くん楽屋口から入って行ったよー!』
ん?
今?
だって今?11:30?
開演時間は13:00っすけど?

まぁ随分ゆっくりと会場入りですこと。

ってことは…もう少しあの辺りにいたら楽屋口から入るとこ見れた感じ?

また上野でのすっとこどっこいエピソードができて嬉しいわ(泣)

上野だよなー上野。
上野なんだよ(泣)

ちなみにもう一個記録として残す。
朝から気になりつつコンタクトを無理やり入れてきた私の左目がよろしくないことになってくる。
そう!真っ赤。
あーこりゃあダメだ。
こんなこともあろうかと強い眼鏡を持ってきた。
ん?
コンタクトケース?
ハードコンタクトな私。
捨てるわけにはいかない。
じゃあ外す?
外したコンタクトどうするのさ?

ご迷惑おかけしました。

薬局を探しコンタクトケース購入。
家に何個もあるのに…。
また増えたコンタクトケース。
ほんと上野のせい!
わかってる。上野のせいじゃない。
私が悪い。

さっ!気を取り直し劇場に入ります。
広い!
手入れが行き届いているロビー。で、陽の光がたっぷり入ってきて天井が高くてとにかく素敵、そして歴史を感じる劇場。
さすがオペラやバレエをする劇場だわ。

いつものようにパンフレットを買い
お花のチェック。

皆さまTBSからのお花とMステからのお花にワクワクしてらっしゃる。
そんな中私だけが違う意味でワクワク。
また来てる…中田浩二氏からのお花。
中田浩二氏気にならん?
私だけ?

チャチャと席に。
昼公演、前から5列目。
私の優馬名義いつも強い(笑)

舞台上には一人の僧が。
んー優馬くんかな?
と5列目のくせに良く見えていない(笑)
そのお方が手を指し伸ばす。
『あちらをご覧下さい』と言わんばかりに客席を指す。

『何?何?』
と客席がキョロキョロしだす。
ちなみに夜公演は昼より早くキョロキョロしだす客席(笑)

スポットライトを浴び優雅に歩いていらっしゃる高貴なお方。
たった今高野山から修行を終えたばかりな様子。

観劇してない方の為に脳内再生用に説明するならば…

※真っ暗な客席。
スポットライトを浴びて横の扉から優馬さん入場。
衣装は金の糸が織りこんであるかのような豪華な僧の衣装。
僧をイメージ…イメージして…頭にほら!なんか被ってるっしょ?
で、手には杖。
背丈より長い杖。
杖には鈴(?)がついてるの。

杖をシャリーンシャリーンて鳴らしながらゆっくりゆーっくり歩く。
新橋演舞場では刀を持って必死に走っていた客席通路をゆーっくり歩く。
そして階段を上り舞台上へ。

きっと客席の優馬くんを知らない方々は心の中で
『この子?この子がジャニーズ?あのジャニーズなのね?』
って思っていたと思う。
そして
『芝居出来るの?大丈夫なの?』
って思っていたと思う。
お顔の綺麗さでジャニーズ!と感じたとは思うけども(笑)

で、台詞!
いやー緊張した!
従僧役の青山氏。
半端なくうまい!
で、青山氏より身分の高い僧である役を仰せつかったジャニーズの少年。そう、我等が中山優馬氏。
客席興味津々。

うまかった!お上手だった!
明らかに発声が変わっていた!
なんだ?なんだ?なんだー?
shockから一ヶ月もたっていないのに。
感動ですよ感動(泣)

客席も一気に優馬くんを認めた気がした。
優馬くんの声を聞いて感動した私。
しばらく誰の台詞の内容も読み取れない。
頭に入ってこない。
ひたすら優馬くんの“声”を聞いていた。

長かった。本当に長かった。
何年も言い聞かせてきた。
まだまだ若造だから許してくれと。
まだまだ下積みの時期だから仕方がないと。

その言い訳が鎖のように絡まっていた。それが解き放たれた感じ。
パーンって私の心が晴れた感じ。

気持ち良かった!
嬉しかった!
なんか変な気持ち(笑)

物語は前半は『静』
佐久間さんの迫力ある台詞まわしと声量と立ち姿に圧倒される。

物語中盤から『動』になっていく。

病に侵されている僧が小町に心奪われ生き生きと『動』の動きで表現をする。
僧が小町に惹かれていく演技…
よくできてたー!
そう書くしかない(笑)
観てナンボの演技だった!
今回観れなかった人の為に地方公演や再演をお願いせねば!

優馬くんが女性に対して恋い焦がれる芝居をするとこうなるのかーと。
私自身邪念を捨てた心でもう一度観たい。

初演の時にもあったのかどうか?
今回の公演ではダンス?と思わせるシーンもあった。
イメージするなら屋良っちが作り上げたプレゾンとソロコンの『水の帰る場所』。


劇中に出てくる道具を恋する人に見立てているのかな?
長い長い文だったり。
小町の化身が纏う羽衣のような布だったり。
天井から落ちてきた暖簾のような紐だったり。
それらを使って初めての恋に溺れていく。
それを美しく表現していた。

そんな感じかなぁ。

最後、御簾を越えて『小町ー!』と抱きつくシーンで照明が落ちる。

どうやら、パンフレットによると
“僧が小町を抱くと同時に僧は死して自由に……”
なるほど。
奥が深い。


何しろ初めてのことだらけで
一日だけでは自分的に反省すべき点が多すぎた。


しかし歌舞伎にしろ
古いミュージカルの再演にしろ
ストレート・プレーの芝居にしろ

いつも新しいことを与えてくれる優馬くん。

君には感謝しかない。

そして最高の趣味を見つけた自分を褒めてあげたい(笑)