にんじん3回目観劇。満足だ!大満足だ!とっても満足している自分に驚いている!

みなさま視力はどんなもんですかね?
私は小6の時に暗闇で親に隠れてマンガを読んでからどんどん悪くなりました。
高2からコンタクト生活です。
でもまだ老眼ではないようです。

私は普段、裸眼、コンタクト、弱めの眼鏡、強めの眼鏡を使い分けています( ・`д・´)

1回目にんじん観劇時は強めの眼鏡で見ました。
2回目はコンタクトに双眼鏡。
そして3回目、強めの眼鏡を持たず、双眼鏡も持たずに新橋演舞場に。
コンタクトで見ると決めたのです。

ゆーまくんだけを見ない!
物語をしっかり見る!
他の役者さん達の演技もしっかりと。
歌も歌詞をしっかり聞く!
そう強く心に誓い、いざ東銀座駅に向け出発!

席に着いた途端後悔する(笑)
『うっ…やっぱりゆーまくんぼやける。』

でも今日は全体を見るんだ!!!
そう決めて家を出たんじゃないかっ!


さていつもの通り前置きが長い。
勝手に心配していた意地悪な役。
過ぎてみれば大して意地悪なわけでなくイタズラにちょっと輪をかけたくらい。
かわいいもんだ。

ミュージカルと言ってもゆーまくんはソロでは一曲のみ。
《消~しゴムのようなステーキ♪》
と料理の説明(笑)
Twitterで書かれていたがもう一曲欲しかった!

フェリックスは母親の愛情が本当は自分に向いているのではなく虐待しているにんじんに向いていることに気づいている。

そして父親も自分のことをいつも冷めた目で見ていて相手にしてくれていないことも気づいている。

この時の演技がせつない。
私からみたらフェリックスもなかなかに可哀想である。
誰からも愛されていない。

この心情を一曲歌って欲しかった。


今回はアンサンブルの方々もしっかり見た!
頑張って見た!
人数が多いので目が足りない。

自転車に乗っている郵便配達員。
ちゃんとフェリックスと演技をしている。
手紙のやり取りの細かい演技をしている。
そして私が感じた疑問。
にんじんに詰め寄る時に自転車を両手で高く持ち上げる。
にんじんに対して上から圧力をかけているかのような?
虫取り網も高く掲げられている。
正解が知りたい。
演出家さんの意図が知りたい。

一人女子ダンサーがいる。
不思議な衣装で踊っている。
彼女はとても不自然である。
正解が知りたい。
演出家さんの意図が知りたい。(2度目)


マルソーの両親。
予想以上に面白い。
金があることを見せびらかし過ぎである。
結婚式のシーンではやたらフェリックスが媚びる。
マルソーの両親に…
違う。
マルソーの父親が持つ財布に媚びている(笑)

村のおばちゃんが面白い。
例のブログの方である。
たこ焼き会に参加できなかったから大将が宴会を開いてくれた例の方である。
昨日はスカートまくってパンツ見せていた(爆笑)

ちょっと髪がヤバめの男性も面白い。
なにかが面白い。
身体の動きが面白い。
つい探してしまう。

そしてフェリックスの彼女。
パンフレットを読んで今更に知る。
あの子は《酒場の女》
という役名だった。
なるほど。
踊り子じゃなかったのか。酒場の女か。
そういえばフェリックス酒場に入り浸りって最初にどっかから聞いた記憶。

宝塚出身の女優さんだった。
5列目下手側から見る彼女は超絶美人さんだった!
あれだけの美人さんを毎日見てるゆーまくんは凄い!
美人見慣れすぎである。
あっ!
顎をクイッとするのではなくてホッペを両手で包み込んでチュッってしていたことを報告しておきますね。


しのぶさんが進化してらした。
前回見た時に後頭部の生え際が黒髪で。
そこだけ不自然に黒で。
ドラマがあるからカツラなのかな?
とか思っていた。
昨日はきれいな赤髪だった。
生え際まできれいな赤。
歌も演技も迫力を増していた。
ドラマの撮影が終わってこっちに集中できているのかな?
とか勝手に思った。

キムラ緑子さんもソロが一曲。
この歌がせつない。
歌というよりセリフみたいな感じ。
凄く好き。
そして私がルピックさんの奥さんのセリフでとても共感できるシーン。
家政婦から明日の朝、粉の集金がくると聞かされるシーンがせつない。
《こな…こなを用意しなければ…。》
と頭を抱えながら涙ぐむシーン。

そう!主婦は大変なのである。
稼いできてくれたお金でやりくりしなければならないのである。
まして食料。
どうにかして用意しなければならないのである。
子供達に食べ物を用意する。
これは母の基本で…
給料からやりくりするのは本当に大変なのである。
でも子供が起きている時にお金の愚痴は言えない。
家族が寝静まってから一人頭を抱え涙ぐむのである。

泣ける。

ルピックさんの奥さんがフェリックスに甘いのだって現代のどこの家庭にでもあることでしょう。
長男ですもの。
跡取りですもの。

こうして記憶を遡るとなさけないのは仕事に行かないルピックさんではなかろうか?
親の遺産を食い潰す父親が一番よろしくないのではなかろうか?

ちょっと話が脱線した。

今回はにんじんが歌う歌詞も必死に聞いてきた。
うちのお嬢が涙を流した歌詞をしっかり捉えなくてはと思って聞いてきた。

開演早々に客席に降りて歌う曲がある。
《鏡を見ると心の中では泣いているのに笑っている自分がいる》
ってな感じの歌詞だった。
そっか…そっか…なかなかきついね。
でもみんなそうして生きているんだよ。
と、感じた。

そしてラストの曲。
《結局みんな一人なんだ!進むしかないんだ!》
ってな感じの曲。

なんとわたくしここでにんじんとゆーまくんを重ねてしまった。
《なんだかんだグループがあったって結局はみんなソロ。一人で生きていくの。進むしかないの。ここに出演してる人達みんなソロ。どう進むか!どう前向きに生きていくか!》

なーんてね。

ラストのキャスト挨拶。
秋元さんが泣いてたのかな?
そんな感じだった。鼻水すすってた。
彼女だって今はソロ。
進むしかない。

楽器の方々も挨拶に。
ピアノをされている方だろうか?
楽器を持たずに出てこられた方。
この方も鼻が真っ赤だった。

ラストの曲、本当に素晴らしいのです。

私のにんじんが終わりました。
きっと大阪公演は東京より素晴らしいものになると感じました。

優馬くんがこの作品と関われて本当によかった。
そんな優馬くんを見ることができてよかった。

今だから見れたのだと思う。
子供が小さかったら見れなかった。
親に介護が必要な時だったら見れなかった。
そして優馬くんが芸能界を辞めてしまっていたら私は巡り会わなかっただろうと思う。


満足だ!
大満足だ!

楽しんだ!
また頑張るっ( ・`д・´)