地球防衛軍苦情処理係東京千秋楽観劇その⑦

場面はまた変わります。
この舞台本当によく場面が変わります。
一番シンプルなセットで且つ場面設定が多いのは苦情処理係の職場でしょうか?
舞台の真ん中に机がひとつ。
人数分の椅子。
机の上には電話とパソコン。

東京の街もたくさん写されます。
新宿、銀座、品川、渋谷。
そしてひなちゃんのマンションの屋上。
後方座席から見る街並みの映像は本当にキレイだった♪

今回は渋谷から。
渋谷に怪獣が出現します。
○○○○37号と命名され報道されます。
なんと今回の○○○○37号は通信をしてきます。
『ワレワレはアートン星人である。地球を守るためにやってきた!』
そうです。中身はひなちゃん。
なんと怒りに燃えたアートン星人のひなちゃんは地球を守るどころが暴れて渋谷をぶっ壊しにかかります。

怒りの原因がこちら。



ゾーンチーフからアートン星人を殺せと命令された深町くん。いや!チルラ。
仕事場である苦情処理係でのこと。

『深町さん!この苦情処理の返信どうしたらいいですか?』
『遠藤に聞いてください!』
『ひなこちゃん呼んだ?』by遠藤
『深町さん!この××××』
『今忙しいので遠藤に聞いてください!!』
『ひなこちゃん呼んだ?』by遠藤

このくだりを数回。
深町くんひなちゃんを無視する作戦か?
あったまにきたひなちゃんは職場を飛び出しアートン星人に変身し渋谷に現れます。
『くっ!』
って感じの深町くん!慌ててかけだします。
このね!
ここのね!
演技がよかったんだー!!
くっそっ!みたいな表情の演技が凄くよかったんだー!
せまい舞台上。
袖に走って捌けるのにすんごく早く走ってるように演技するの凄く上手だった!

アートン星人vs.ハイパーマンin渋谷。
ネットアンケートでは8割の人から敵と言われているハイパーマンと地球を守りにきたと宣言したアートン星人。
なかなかアートン星人を殴ることができないハイパーマン。そりゃあそうだ。恋人を殴る男なんてクソだ!
『ひなちゃん止めるんだ!』
『深町さん一緒に街を壊して!』
という感じでアートン星人であるひなちゃんをやっつける戦いではなく渋谷を壊すのを止めさせようとする戦い方をとるハイパーマン

この場面での報道のアナウンサーのセリフが最高である。
『ハイパーマン!その戦いだと敵だと認定されてしまう!ハイパーマン!その戦い方はダメだ!戦うんだ!ハイパーマーーーン!!!』

泣ける。

ハイパーマンは自ら発したなんたらビームをアートン星人を抱き抱えて共に浴びる。

ここでこの場面は終了。

※このアナウンサーのセリフを強烈に覚えていた意味が今わかった!ブログ大事(笑)
きっとこの男性アナウンサーは(地球人のネットアンケートに答えた世代からは8割敵だと言われてるけども)ハイパーマンを敵だとは思ってないのではないかな?
だからその戦い方はダメだ!敵だと思われてしまうぞ!戦うんだ!ハイパーマン!!
と強烈なセリフをマイクを通して放ったのではないだろうか?
きっと内心はハイパーマンは敵ではないと思っていてもそれを言葉や態度に出してしまうと世間とズレてしまうから……
ほらっ…私達とおなじではないですか?

鴻上さん凄い!
拍手!

後日ハイパーマンは敵だと認定されてしまうことになる。
深町『ハイパーマンは敵ではありません!』
瀬田『我々は本部の方針に従うだけだ!』
深町『それでいいんですか?ハイパーマンは敵ではありません!間違ったことに従うのが正義なのですか?』
武村『これでハイパーマンに対する苦情もなくなるだろう。
味方だと思うから苦情を言うんだ。敵なら攻撃するだけだ!』

あー(*T^T)
繰り返します?

“味方だと思うから苦情を言うんだ。敵なら攻撃するだけだ!”

大切なことはいつもやっしーが言ってくれる。

※このセリフが私にはズサリと刺さりまして。
刺さったくせに今一自信なくてゆまともさんに確認したけど(笑)
ブログに残しておきたいセリフなのにセリフをよく覚えていないという(笑)

ほらこの辺りからハイパーマンが10年以上前の優馬くんに…関西にいて推されまくりだった優馬くん自身と被るのですよ。
私にはいちいちズサリと刺さりましたよ。あの頃の優馬くんと関西ジュニアのファンの方の関係性…。

味方(ジュニア内での推され)だと思うから文句を言う。敵(デビュー)とわかれば攻撃するだけだ…。