地球防衛軍苦情処理係東京千秋楽観劇その⑧

長かった!⑧で終わるはず!

この1ヶ月頭の中は常にハイパーマン
ハイパーマンと共に生きた1ヶ月。

場面は深町くんマンション前。
電話での会話。
なぜかこの2人スマホもちゃんと支給されて(笑)
宇宙人なのに名義とか身分証明とかはちゃんと本部がしてくれるのだろうか?とか観劇時思った(笑)

ひな『もしもし』
深町『大丈夫?』
ひな『うん、大丈夫!』
ひな『深町さんは大丈夫?』
深町『えっ?』
ひな『ハイパーマン敵って認定されたんだよね?ごめんなさい!私があんな戦いをしたから。』
ひな『怒ってる?』
深町『怒ってる!』
ひな『嫌いになった?』
深町『………』
ひな『会いたい……』
深町『いま…どこ?』
ひな『深町さんのマンションの前』

※このやりとり超かっこよかった!
電話最高!
スマホの持ち方が好きなんだろうか?
嫌いになった?のあとの『………』最高!
なんだかんだ言ってわたくしは優馬くんが恋愛系を演じるのが好きなのである(笑)

※今回のキーワードは深町くん(ハイパーマン)の信念(正義?)は“地球を守ること”なのでは?と思う。

そしてひなちゃん深町くんのマンションに初めて入る。
入れた時点で深町くんの負け。

ひな『地球人から敵とみなされたならもう地球を守る必要ないよね?なのになんで戦うの?なんで?そんなに仕事が大切なの?私と仕事どっちが大事なの!?(`Δ´)』
深町『それなんか変じゃないか?』

ひな『別れるってこと?わたるはそれでいいの?』
深町『なんで急に下の名前なの?』
ひな『距離が縮まるかなーって思って(*^.^*)』

深町『そもそも今こんな状況でつきあうのどうのこうのって言ってる場合じゃないよね?』
ひな『終わりなの?私達別れるの?一回ヤッて捨てんの?わたるもアートン星のダメな男と一緒なのぉぉぉorz』
深町『そうじゃなくて(((((((・・;)』

※このやりとりの楽しかったこと♪
決してラブラブなシーンじゃないのにポンポンとセリフを言い合う2人のテンポのいいこと♪
そして深町くん(優馬くん)が尻に敷かれてるのがなんだかとっても面白いのである♪

そんななんだかんだイチャイチャしてる2人だか2匹だかのところに邪魔が入ります。

プープープー!本部からの通信が入る。
深町『本部からだ!ボクがこの部屋にいることは本部には察知されてるんだ!』
ひな『出て!私隠れてるから!』
深町『すぐ終わらせるから!』

ゾーン『なぜすぐ通信に出ない!アートン星人は殺したのか?』
チルラ『いえ…』
ゾーン『命令に背いたらどうなるかわかるな?早くアートン星人を殺せ!アートン星人は邪悪な宇宙人だ!アートン星人を殺すことは正義の仕事だ!』

ひな『勝手なこと言わないで!』

深町『ヒャーΣ(゚ロ゚ノ)ノ』

※ここですよ!ここ!

“み~さん!次見る時見逃さないで!すんごい変顔してるから!進化してるから!”
と言われていた私。
見た!双眼鏡でバッチリ見た!

あれはジャニーズがしちゃいけない顔だった。
あれはどこぞの浮気がバレた芸人のようだった(笑)

ひな『わたるは私と一緒にいるの!』
深町『ひなちゃんはだまってて!』
ゾーン『このバカはなんでここにいるんだ?』
ひな『はぁ?バカって言ったらそっちがバカなのっ!悔しかったら殴ってみろよ!ほーら来いよ!』
ゾーン『チルラ!そのバカを殴れ!』
ひな『わたるは殴らないね!殴る代わりにキスしてくれるんだぞ♪ちゅーしてわたる(#^.^#)』
ゾーン『殴れ!』
ひな『ちゅーして』
ゾーン『殴れ!』
ひな『ちゅーして』

このくだりをあのコンビは何回してたでしょう?
それはそれは何回もしとりました(笑)

深町『通信終了します』

深町『ひなちゃん!なんで出てくるの?隠れてるって言ったじゃないか!』
ひな『だって勝手なことばっかり言ってるから!わたるはこの星で私と暮らすの!問題ないでしょ?』
深町『問題ある!ボクは地球を守らなければならないんだ!地球防衛軍のみんなも守りたいんだ!ひなちゃんも守りたい!ボクは地球を守りたい!!』

ひな『わたる…ハイパーマンはもう何人も地球人を殺しているのよ?そのお尻で。その背中で。たくさんの地球人を殺しているのよ』

深町『そっか…そうだね。ひなちゃん…キミは強いね…ボクは…もう自分の正義がわからない……ひなちゃん…仲間を呼びなよ。ボクはキミの仲間と戦うよ…』

ひな『何を言ってるの?』

深町『ボクはもうキミの事が好きかどうかわからない…ボク達は出会わなければよかったんだ…』
ひな『こんなにわたるの事が好きなのに?』
深町『出会わなければよかった…』

ひな『ふざけんなーーー!(`Δ´)』

ひなちゃん深町くんのマンションを飛び出す。

※ここ深町くんの心が折れた瞬間。
“地球を守る”という信念で戦いをしていたのにその地球人をたくさん殺してしまっていたことを突きつけられた瞬間ではなかろうか。

(多分もっともっと深いセリフのやりとりがあったはず。DVDで確認しないと無理だ)



怒りに満ちたアートン星人がまた街で暴れだす。
ハイパーマンは戦いに…向かう?

ここでこの曲が流れてくる。

https://youtu.be/0n7GGFga8g8

ひなちゃんと深町くんが恋におちたあの日。
あの屋上で2人踊った曲。
ここでも流すか…鴻上さん…。

この戦いが本当に悲しい。

ハイパーマンはひなちゃんにひたすら投げつけられ倒されそして殴られるだけ。
何度も何度も投げつけられ倒され殴られるだけ。

ひなちゃんは深町くんに“どうして戦わないのか?”と問う。
問いながらも深町くんを何度も何度も殴る。
最初は怒りからくる殴り方だった。

※観ていない方へ
ここの演出は面白かった。
舞台前方でアートン星人とハイパーマンが戦い
シンクロするように舞台後方でひなちゃんと深町くんが戦うのである。
怪獣の姿の2匹が舞台上手で戦えば
地球人の姿の2人は舞台下手で戦う。
これは難しかったと思う。
観客が面白ければ面白いほど演じる側は難しいのだろうと思う。
演出と役者陣に拍手(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

この戦いを見ていた苦情処理係のメンバー…

遠藤『ハイパーマン!なぜ戦わないんだ!世界中が敵でもオレは味方だぞ!ハイパーマン頑張れ!頑張れハイパーマーーーン!!』

武村『よかれと思ってやっているのにボロクソに言われる!ハイパーマンは我々そのものだ!
ハイパーマンはヒーローの苦情処理係である。
頑張れハイパーマン!』

※敵と認定されたハイパーマンを応援していることで世間一般の庶民がまた文句を言う。
地球防衛軍が敵を応援していいのか?
ネットにさらすぞ!
炎上するぞ!
苦情処理係のメンバーはもうそんな言葉は相手にしなかったのだ。

ここは泣けた。原くんの何度も何度も声を張り上げてくれた“頑張れハイパーマン!”に泣けた。

でもそれ以上に泣けたのが武村さんの言葉。
“よかれと思ってやっているのにボロクソに言われる”
このセリフで10年以上前の優馬くんを思いだして泣く。私だけだったかもしれないが(笑)
あの頃の優馬くんも“よかれと思って”東京で頑張っていたのである。
でも何をどう頑張っても関西のジュニアファンだけでなく関東のジュニアファンからもボロクソに言われた。

深町くんの胸ぐらを掴み仰向けに倒しその上に馬乗りになったひなちゃんは何度も何度も深町くんの顔を殴る。

最後は悲しそうにせつなさそうに殴る。

泣く。
今思い出して私また泣く。

何度も殴られボロボロになった深町くんは肩を掴まれ立たされる。
深町くん…そのひなちゃんの両手を取り自分の首にかける。

『どうして?』
『これでいいんだ…』
『わたる…一緒に死のう』
『ダメだ…ひなちゃん…ひなちゃんは死んじゃダメだ…』
『わたるも死んじゃダメだ』
『なら一緒に違う星を探しに行こうか?
駆け落ちだね。
怪獣にやられて滅びそうな星があるってゾーンチーフが言ってた。そこに2人で行こう。そこに住んで落ち着いたら仲間を呼ぼう』
『わたる…』
2人抱き合い舞台から消えてゆく………

※まさか駆け落ちで終わるとは。
苦情処理のお話じゃないんかいっ!
最初はそう思った(笑)涙もひっこんだ(笑)

でもこうして書き起こしていると駆け落ち万歳な気がしてくる。
不思議。

『ハイパーマンが消えた?ハイパーマンはどこに行ったんだ?ハイパーマーン!!』by遠藤


☆楽しいお話だった。
去年のローリングソングより私は好みのお話だった。
ただこれはいつも思うことだけどストーリーを深く追えないのがつらい。
どうしても優馬くんの…んー…優馬くんだけの演技について観劇しながら分析してしまうのだ。
こうしてブログに書き起こすとなんでここよくストーリー追わなかったかな?と反省することばかり。

このお話は再演もありだと思う。
地方公演なんかもありだと思う。
なんなら続きのストーリーも書けるかもしれない。
ひなちゃんと深町くんはその後どうなったのか?
募集をかけている苦情処理係にまた別の人物が入って来るのもありだし。
優馬くんと駒井さんが別の地球人になって苦情処理係に入ってきてもいいのである。

楽しかった!
面白かった!
せわしい中寝不足になりながらブログ書くのも楽しかった!

こんな経験をさせてくれる中山優馬に感謝(^-^)v