みんなそこそこ八神くんが好きになってきたはず!まだまだ続くよ!八神祭り♪

季節はめっちゃ違いますが・・・仕方ない。

今打ち込まないでいつ打ち込む?

八神促進販売はいましかない。

ってわけで話はバレンタインデー(笑)

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*部室の戸が開いた。

「こんにちわ」入ってきたのはこよみだった。

藍「こよみちゃん今年は誰かにチョコあげるの?」

こ「だいたい10個ぐらいつくる予定です。」

藍「ってことは私達ももらえるんだ~」

・・・藍が森司の肩を叩く。

藍「よかったね、八神くん」

 

★ここからしばらくはオカルト的な話です。

なかなかに怖いです。

しかし今回のブログは八神くんがどんなヤツか?ってことをお伝えしたいだけなんでオカルト話は飛ばします。

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*森「ところで藍さん!チョコもらったんですか?」

藍「おいしいわよ!八神くんも自分のぶん食べれば」

森「はっ?」

藍「だーからこよみちゃんの手作りチョコよ。なかなか凝ってるわよ!」

森「そうですか!そりゃすごい」

そういいながら森司は拳を差し出した。

藍がその手をぺしっと叩く。

森「おれのぶん預かってくれてるんでしょう?」

沈黙が落ちた。藍の顔色が変わる。

藍「・・・・もらってないの。さっき部長にも泉水ちゃんにも配って・・・・」

藍が両手で口を覆う。おおげさな仕草が森司の傷を深くえぐる。

森「灘ってまだ講義中ですか?また部室に戻ってきますよね?」

とせいいっぱい穏やかに森司は聞いた。

藍「それがこよみちゃん用事があるからって帰って・・・・」

同情に堪えないという顔で藍はふっと目をそらした。

森司の胸が真っ黒な絶望で塗りつぶされた。

 

★あ~なんて可愛そうな八神くん。

もてない八神くん。

このシーンを優馬くんだったらどう演じるだろう?

どんな変顔を見せてくれるだろう?

瞳をウルウルさせて子犬のようになってくれるだろうか?

このシーンは三田村先輩が森司をいじめるところがツボである。

いちいち仕草が大げさである。

ちなみに三田村先輩には早い段階でこよみちゃんが好きなことはばれている。

 

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*アパートに帰ってから森司は悶々として過ごした。

「今日会う機会がなかったからだよな・・・」

ごろりと床に寝転がり天井の木目をぼんやり見つめる。

食欲はまるでなかった。

風呂に入る気さえ起こらなかった。

それでも気力をふるいたたせ食事を作り風呂に入った。

もうやることはない。逃げられない。

森司はぎゅっと目を瞑り携帯電話をつかんだ。


…今までの森司ならここで諦めていた!

でも言葉は口に出さなければ伝わらないのだ!

・・・・あとで何年も何年も後悔するような道を俺は選びたくない!

森司は彼女の番号を呼び出した。

7回目のコールで通話が繋がった。


★あ~八神くんが成長しているっ!

どっかの誰かさんのようだ。

自信をつけた男の行動力は素晴らしい。

このシーンは優馬くんの一人芝居だ。

どう演じる?

よわっちかった。八神はほんとよわっちい。そんな八神が強くなって携帯をかけるなどという大胆なことをしている!

あ~表情の演技!

優馬さん得意の表情の演技!

この一人芝居も映像に!どうか映像に!どうか私コレクションに!

7回のコール・・・うちのお嬢たちなら「きもっ!」「ながっ!」と言うであろう(笑)

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*「もしもし」

こよみの声がした。

森司の背中に汗の玉が噴きだした。

なにを言う気だったんだ?

おれにもチョコレート下さいとでも言う気か?

馬鹿じゃないのか?

「先輩。八神先輩ですよね?」

「あ・・・・ああ、うん。今時間大丈夫かな?」

「はい。すいません、ちょっと待ってください」


…ドアチャイムが鳴った。

思わず森司は舌打ちした。

誰だよ、こんな時に。

かんじんなときなんだ、邪魔すんじゃねえよ…と思いながらドアスコープを覗いた。

身体がこわばる。

ドアノブを握り手前にひいた。

鍵がかかっていることに気づき慌てて身体を跳ね上げる。

深呼吸する。ドアを手前に開く。

そこに灘こよみが立っていた。


★きゅ~~ん!!

こよみちゃんが!

森司のむさくるしいアパートに!

あ~~よかったねぇ。

と気分はここでも母である(笑)

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*「こよみちゃ・・・灘」

「明日でもいいかと思ったんですけどまだバスがある時間だったので」

「わざわざ渡しに来てくれなくても・・・藍さんにでも預けといてくれればよかったのに」

慌てて咳払いする。

嘘である。どうしても今日ほしかった。だから嬉しくて嬉しくてしょうがない。

「先輩好き嫌いなかったですよね?・・・・藍さんはアーモンド嫌いだから抜いて…先輩のには全部入れたらこんなに大きくなってしまって・・・」

「大丈夫だよ。全部食うから・・・・。甘いもんが大量に欲しかったとこなんだ」

だからありがとう。ゆるむ頬を引き締めできるだけ真顔で伝える。


★繰り返す!

見たいっ!

にやける優馬くん(の演技)が見たい!

鼻の下がでろ~~~んと伸びてる優馬くんが見たいっ!

そして映像を!お願いだ!

映像を!!!!

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*「あがってお茶でも飲んでいかない?」

「いえ、すぐに帰りのバスが来ますから。」

「じゃあ家まで送るよ」

「バスですから不要です」

「ならせめて下まで」

「いいですから。じゃあまた」

 

彼女を乗せたバスが動き出す。

窓越しに彼女を目があった。

こよみが片手をあげ、かすかに振る。

その口もとがかすかに甘くほころんだ気がした。

森司はいつまでもいつまでもバスを見送って立ちつくしていた。


★いいねっ!

すごくいいねっ!

バスのドアのとこで乗るの乗らないのどっち?

とか言ってるのも捨てがたいけど

バスが見えなくなるまで立ちつくす優馬くんもいいねっ!

 

久しく優馬くんのラブストーリーを見てないな。


見たくなってきますね(*^^*)


ん?八神?